投資用の物件を購入する際に、特に初心者の方は、どんな物件を選べばいいのかわからなくて悩んでしまうことがありますよね。
そういった時にぜひ利用していただきたいのが、不動産投資会社です。
この記事では、不動産投資会社とはどのようなものか、どのような不動産会社を選べばよいのか、ということについてまとめましたので、是非参考にして良い不動産投資会社を選定してください。
不動産投資会社とは
不動産投資会社は、相談者の状況や意向を汲み取り、相談者に最適な物件を提案してくれる会社です。
中古を扱っている業者であれば中古物件を選んでもらえますし、新築物件をプロデュースしている不動産投資会社であれば、土地選びから物件の建築までをワンストップで行っている会社もあります。
最近ではサラリーマンによる不動産投資が過熱しているのもあって、サラリーマンが不動産投資会社を利用するケースが増えています。
気になる利用料ですが、これは相談者が物件を購入した際の仲介手数料や、コンサル料という形でお支払いすることになり、金額は物件や会社によってまちまちです。
不動産投資会社は数多いのですが、相談者よりも自社の利益最優先とする会社もあり、そのような会社は、相談者に適した物件よりも売りたい物件をすすめてくる傾向があります。
そのため、不動産投資会社を選ぶための知識を事前に学んでおかなければなりません。
不動産投資会社選びのポイント
不動産会社を選ぶうえで最も重要なポイントは、「信頼できること」です。信頼できない会社とはビジネスを行うことはできませんし、最悪騙されてしまうことにもなります。
以下に、不動産会社を選ぶ際のポイントを5分程度で読める分量にまとめました。
リスクや失敗例を説明してくれる
不動産投資は、株やFXに比べるとリスクが少なく、比較的安定したリターンを得ることができます。また、よほど無茶な物件を購入しない限りは失敗することもそれほど無いので、あまり過度に恐れる必要が無いのが不動産投資の良いところです。
ですが、全くリスクが無いわけではないですし、失敗しないわけでもありません。時々、どうにも首が回らなくなってしまい、自己破産する人もいます。
不動産投資にはメリットも多いのですが、このような、リスクや失敗例をきちんと説明してくれる不動産投資会社は信頼できる可能性が高くなります。
リスクや失敗例の説明なしに、「この物件がおススメですよ」、「今すぐ買わないと他の人に買われてしまいますよ」などと煽ってくる業者は自分の会社か自分の営業成績のことしか考えていません。
もし、あなたの担当になった営業が上記のような人であれば、すぐに別の不動産投資会社を探した方が良いでしょう。
都心に優良物件がある
不動産投資会社をはじめ、一般の投資家も都心の物件に注目して投資を行っています。
わかりやすい例でいうと、東京は2020年にオリンピックが開催されることが決まっているため、豊洲や湾岸エリアの人気が高まっています。これらのエリアはインフラの整備が進み、住みたい街として人気となるため、物件の価格が高くなりやすく、投資価値が高いのです。
都心部はどこの地域でもインフラが整備されており、商業施設や病院、学校が充実していますので、利便性が高く人気の街になっています。
このような地域においては、土地や物件の取り合いになっていますので、都心部に優良物件を多数持っている会社というのは、高い競争力を持っている会社ということになります。
従って、都心部に優良物件を持っているのであれば、優良物件を紹介してくれる可能性が高いので、良い会社である可能性が高いです。また、会社のことが気に入らなくても、その会社から良い物件を買うことはできるので、十分利用価値はあることになります。
自分に合った物件を選んでくれる
初心者であればあるほど、自分に合う物件がどのようなものかを自分で判断することは難しいですよね。
良い不動産投資会社というのは、あなたの状況(年齢、年収、職業、家族構成など)を考慮しながら、不動産投資に期待することや、今後どうしていきたいか、という意向をしっかり汲み取り、5年後10年後という風に長いスパンで投資活動を考えてくれる会社です。
不動産投資は物件を買って終わりではありません。買った時がスタート地点です。
1棟目を買ったら2棟目、3棟目…と進めたくなりますし、実際そのようなケースが大半なので、どの時期にどのような物件を買うか?そのために一棟目をどうするか?どこの銀行を使うか?などをしっかりと考えてくれる会社を選びましょう。
また、新築を買うのか中古を買うのかというのはかなり大きな岐路になります。税金対策をしたいということを伝えたのに中古を進めてきたり、収益を最優先と言ったのに新築をすすめてきたりと、ちぐはぐなことを言われる場合は、他の会社に問い合わせたほうがいいです。(もしくは、定量的な根拠を求めるのも有効な方法です)
アフターフォローをしっかりしてくれる
大事なことなので2回目になりますが、不動産投資は物件を買って終わりではありません。
買った時点から始まります。
物件を買った後に、しっかりアフターフォローしてくれる会社を選びましょう。アフターフォローとは、空室ができた時の対策、家賃の調整、物件のメンテナンスなどの相談に応じてくれることを言います。
不動産の運営というのは完全放置していいものではなく、収益を最大化できるように、常に上記のことを考えなければいけません。
(放っておくと収益の最大化はできません)
ただ、考えると言っても片手間でやっている兼業大家さんの場合は限界がありますので、それらの事柄を不動産投資会社に投げて、提案してもらう、というやり方がおススメです。
この場合、不動産投資会社の不動産管理部門が設置されていて、そこで物件の管理を行う場合が多いので、その部門に業務を任せることになります。
また、物件購入後に次の物件を買いたくなることも多いでしょう。
そのことを担当に伝えて、今後のビジョンも踏まえた上で、適切な時期に適切な物件を適切な融資で買うためにどうするか、という戦略を立てていくことができます。
あるいは、経営が芳しくない物件を売りたいこともあるかもしれません。
そういった場合には、出来るだけ高く売るためのアドバイスをしてもらったり、買主をしてもらったり、ということを行ってもらい、効率よく売却を進めたほうがよいですよね。
これらの購入後のアクションや悩みなどに柔軟に応じてもらえる不動産投資会社であれば信頼できる会社だと判断してよいです。
銀行と提携している
良い不動産投資会社というのは、様々な銀行と提携していることが多く、通常よりもいい条件で融資を引くことができることが多いです。
例えば、金利が少し抑えられたり、融資期間が長くするということが可能なので、キャッシュフローが良くなります。
また、既存の物件の借り換えも代行してもらえたりと、融資面に関しても強みを持っている会社が多いので、不動産会社を選ぶ際にはこの点にも注目しましょう。
口コミで評判がいい
不動産会社をネットで調べてみると、その会社の評判や口コミを集めたレビューサイトが出てきます。
口コミは実際に利用した人が評価しているので、不動産会社の客観的な評価となり、口コミが良い会社ほど良い会社である可能性が高いです。
また、レビューサイト以外にも、その会社のフェイスブックや公式ツイッターなどのSNSを見てみるのも会社の評判を調べるいい方法です。SNSでのフォロワーが多く、良いことが多く書かれている場合には、その会社は信頼できる可能性が高くなります。
特にフェイスブックは実名登録が必須で、不正な口コミを集めにくい環境ですので、信頼性はより高くなります。
まとめ
良い不動産投資会社を選ぶことができると、あなた自身に合う物件を選んでもらえて、1回だけの付き合いではなく、長期的なスパンで良い物件を提案してもらえるので不動産投資を成功しやすくなります。
また、不動産投資会社は様々な銀行と提携しているため、融資に関しても相談できるので、物件とファイナンス面でメリットがあります。
是非いい不動産会社を見つけて、不動産投資を成功させましょう。